実はあなたも感染してるかも。今こそしっかり学ぶ身近な性病について。
2019/11/15 4Cグループ by.藤田
みなさん、こんにちは。
求人部で唯一のメンズ、制作担当の藤田です。
今年もあと1ヶ月半ぐらい、風も冷たくなってきてWinter is comming(冬来たる)
ゲームオブスローンズという海外ドラマに出てくるワードです。
丸妻汁横浜本店の某スタッフさんに教えてもらって、どハマりし、寝不足の毎日を過ごしたのが懐かしいです。
(興味がある人はAmazonプライムビデオとかFuluとかで見てみてね)
冬といえば、インフルエンザがこれから少しずつ猛威をふるい始めるので、予防接種や予防対策をしっかり行っていきましょう。
インフルエンザになって1週間お仕事できなくなってお金が〜・・・っとならないようにお気をつけください。
インフルエンザも恐いですが、風俗のお仕事をするうえで一番恐いのが性病です。
今年8月の段階で梅毒患者数がすでに4000人を超えているそうです(2018年は6923人)
そこで、今回は性病の知識が産毛程度のメンズ藤田が性病について調査しました。
今まで「性病」というワードは気にしていても、実際は詳しく知らない女の子も多いと思います。
そして・・・実は自覚症状がなくてあなたがすでに感染しているケースもあります。
あなたのカラダを守るためには、正しい知識が必要です。
良い機会だと思って、一緒にお勉強しましょう。
【目次】
最も多い性病【性器クラミジア感染症】
クラミジア(クラミジア・トラコマチス)という細菌に感染すると発症します。
藤田も病名は聞いたことはありますが実際どんな症状が出るのか・・・まったく知りません。
クラミジアは「感染者数が最も多い性病」です。
細菌が尿道、子宮頸部(しきゅうけいぶ)、直腸に感染すると発症します。
感染してから発症するまでだいたい1〜4週間程度だそうです。
しかも、細菌がついた手で眼をこすると眼に感染することもあるそうなので、手コキをしたあとにしっかり洗わず眼をこすると大変です。
厚生労働省の発表によると、2018年の患者総数は25,467人(男:12,346人、女:13,121人)
あくまでこれは厚生労働省が報告を受けた人数なので、実際には隠れクラミジアな人がもっといます。
そして一番最悪なのが、女性の場合「無症状の場合が多く気づかないことがほとんど」です。
症状が出た場合は「おりものが少し増えた」「外陰部がかゆい・腫れる」「おしっこの時の軽い痛み」「エッチの時の軽い痛み」ぐらいです。
主だった大きい症状が出にくいので、大抵女の子が気づかないそうです。
クラミジアの感染力はかなり高く、風俗のお仕事で自分が感染した場合は知らないうちにあなたが感染源になって拡大していくこともあります。
気づかず放置をして症状が悪化すると、「卵管炎」「腹膜炎」をはじめ、「不妊症」の原因になることもあります。
そして、粘膜が炎症してしまい・・・HIVや他の性病の感染リスクが激高になります。
でも、安心してください。
早期発見で薬を服用すれば2週間程度で治ると言われてます。
早期発見をするためには、症状が出ていなくても定期的に性病検査を受けることです。
20代〜30代前後の女性は注意【梅毒】
あなたも、梅毒が近年流行中のニュースを見たことがあると思います。
藤田もyahooニュースで見ました。
梅毒は梅毒トレポネーマという病原菌に感染すると発症します。
梅毒の由来は、症状の赤い発疹が楊梅(ヤマモモ)に似ていることが由来だそうです。
2006年度に報告された患者数は827人(男:615人、女:212人)
それが2018年度にはなんと7,001人(男:4,588人、女:2,413人)と10年で女性患者数は約10倍も増えています。
〜〜〜ちょっと昔話〜〜〜
梅毒はかつて、非常に恐れられていた病気です。
江戸時代にはすでに大流行しており、吉原の遊女(昔の風俗で働く女性)は多く感染してしまいました。
その時代には梅毒に対して薬がなかったので、仕事はできず、数ヶ月も闘病生活を続けたそうです。
遊郭(今で言うお店)からは厄介者扱いされ、感染した遊女は物置のようなところに閉じ込められたそうです。
治しようがないので、感染した遊女は身体が痺れたり腫れたり、髪の毛が抜けたり・・・。
そして苦しみながら多くの遊女は亡くなったそうです。
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梅毒には第1期〜第4期と症状があり、最後まで放置してしまうと・・・死ぬ場合があります。
・第1期症状(感染してから約3週間)
感染がおきた部位(陰部、口、肛門)に「しこり」ができることがあります。
また、股の付け根のリンパ節が腫れることがあり、痛みがないことが多いそうです。
自覚症状がほぼ無く、体内に潜伏している状態です。
感染後、約2ヶ月後ぐらいたつと梅毒の検査で陽性反応がでるようになります。
・第2期症状(感染してから数ヶ月)
病原体が血液によって全身に運ばれて、手のひら、足の裏、体全体にうっすらと赤い発疹が出始めます。
発疹は治療をしなくても数週間以内に消える、また再発を繰り返すことがあります。
アレルギーや風疹に間違えられることもありますが、抗菌剤(菌を殺す薬)で治療しない限り梅毒は体内に残っていて、この時期に適切な治療を受けておかないと、数年後大変なことになります。
現代では、ほぼこの段階で治療されることがほとんどです。
・第3期症状(感染してから数年)
皮膚、筋肉、骨などにゴムのような腫瘍が発生します。
現代では、第2期症状で治療されることがほとんどなので、第3期症状になることはまれです。
・第4期症状(感染してから10年以降)
多くの臓器に腫瘍が発生したり、脳・脊髄・神経が侵されます。
症状によって死に至ります。現代ではまれです。
そして、特に気をつけなくてはいけないのが「妊娠している人が梅毒に感染すると、胎児が感染する」ことがあります。
胎児が感染すると、死産、早産、奇形が起こることがあるそうです。
実は梅毒は知らないと本当に恐い性病です。
ただ、医療が進歩した現代ではずっと放置しない限り抗菌薬で治療できます。
万が一、梅毒に感染して治療してる場合は、お医者さんから「もう大丈夫ですよ」と言われるまでしっかり薬は飲み続けましょう。
完治しても再発する可能性が少なからずあるので、定期的に検査をすることをお勧めします。
一度感染したら除去できない「性器ヘルペス」
なんかカルパスみたいな名前ですが、食べ物ではありません。
名前の通り、ヘルペスウイルスによって感染します。
性器ヘルペスは性器周辺に発生し、水疱(すいほう)ができて痛みがあることがありますが、初感染時は約70%の人が症状が出ないそうです。
2018年度で把握している患者数は9,128人(男:3,584人、女:5,544人)と女性患者数の方が多いですが、上記の通り、症状が出ない人が多いので、実際は数万人いると言われてます。
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似たようなもので、外陰毛嚢炎(がいいんもうのうえん)というものがあります。
こちらは陰部の毛穴が炎症して起こる病気で「おでき」に似ていて、弾力性のあるしこりになります。
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感染すると、約2週間程度で陰部周辺に水疱ができ始める場合があります。
初回感染時は数日でその水疱が潰れることが多いそうですが、女性は強い痛みを伴うこともあり、38度以上の高熱がでることがあります。
そして、この性器ヘルペスがやっかいなのは「一度感染するとウイルスを排除できない」のです。
少し深く説明すると、このヘルペスには単純ヘルペス1型と単純ヘルペス2型があります。
・単純ヘルペス1型(口腔ヘルペス)
世界中で日常的に存在する、非常に感染力の強い感染症です。
ほとんどの1型は小児期に感染し、生涯感染し続けます。
1型はほとんどが無症状で、大半の人が自分が感染していることにすら気づいていません。
症状が出ると、感染部位に痛みがある水ぶくれのような水疱が現れるだけです。
そして、口から性器にも感染します。
・単純ヘルペス2型(性器ヘルペス)
ほとんど例外なく、性交渉で感染します。
大半の人に症状が出ず、こちらも自分が感染していることに気づいていない人が多いです。
ウイルスに感染している性器、ウイルスを含む体液が付着した物品との性器接触で感染するので、不衛生なお店では感染率が高まります。
自覚症状ないから問題ないじゃん、そう思ったあなた、お待ちください。
実は、性器ヘルペスに感染している人のHIV感染リスクは約3倍に膨れ上がります。
「えっ!ウイルス排除できないのにHIV感染リスク3倍なの!?」
2019年現在、ヘルペスウイルスの排除はできていません。
しかし、再発抑制療法(さいはつよくせいりょうほう)という方法があり、抗ウイルス薬を1年間服用することで再発を抑制することが可能です。
女性は80%が無症状「淋病」
これは名前だけはよく聞きますが、実際のところどうなるのか、藤田はさっぱりわかりません。
調べたら「男性は激痛を伴う」場合があるとのことで・・・絶対にかかりたくないです。
淋病はその名の通り「淋菌」に感染する性病です。
淋菌はとっても弱い菌のため、エッチ・擬似エッチ以外によって感染するのはほぼしないそうです。
この淋病は、喉・性器・粘膜に感染します。
そして、タイトル通り女性の約80%に方には症状が出ないため、自分が感染しているとは知らず感染源になることがあります。
淋病の感染率は1回のエッチで約30%と高く、さらにクラミジアと併発していることが多いそうです。
感染すると数時間から数日で発症し、症状が発症した場合は女性は子宮頸管炎(しきゅうけいかんえん)を起こします。
女性の場合は自覚症状がないため、ただの膀胱炎や膣炎と診断されることが多いそうです。
放置してしまうと、淋菌が骨盤内の膜・卵巣・卵管に進み、内臓の炎症や不妊症に発展する恐れがあります。
そして、出産時に母親から子供に感染することがあり、両眼が菌に侵されていて早期に治療しないと失明する恐れがあります。
淋病もクラミジアと同じく薬を服用で対処が可能ですが、注射や点滴による処置も可能です。
お、お股が痒い!「性器カンジダ症」
正確には性病ではありませんが、女性に多いのでご紹介します。
カンジダ症は・・・簡単に言うとカビです。
カンジダはもともと人間の体内に生息している真菌ですが、それが大量発生することにうより炎症を引き起こします。
性器の構造上、大半が女性に発生します。
男性は性器が外に出てるので通気性が良いためカビが繁殖しにくいですが、女性の性器は体内にあるためカビが繁殖しやすいからです。
通常、女性の膣内は粘液によって保護されていますが、体調不良や、過労状態が続き、免疫力が低下したり、ホルモンバランスが崩れると粘液が弱まりカンジダが異常発生し症状がでます。
主な症状として「強い痒み」「酒粕(さけかす)、粥(かゆ)、ヨーグルトのようなおりもの」「膣口の炎症」です。
とにかく痒いそうで、「最近生理じゃないのにお股が痒いのが続くな〜」と思ったら、すぐにセルフチェックしましょう。
処女の女性でも発症します。
通気性の悪い下着や、陰部が蒸れると菌にとって格好の場所となるので繁殖の原因に繋がりますので注意です。
膣座薬、膣洗浄、軟膏など治療方法があるので、万が一、発症した場合は産婦人科の医者の指示をあおいでください。
悪化すると、おしっこの際に超激痛を伴うことがありますので、要注意です。
編集後記
今回調査した性病は、名前を知っていたのですがその症状などは結構知らないことが多かったです。
女性だけでなく、男性も気にしなくてはいけないものがあったり、気づかずにパートナーにうつしてしまったらどうしようというものばかりです。
自覚症状がないと「わたしは大丈夫!」という意識が働きますが、風俗でお仕事をする女の子は特に気をつけなくてはいけないなと改めて思いました。。
何もなかったら儲けもの、しっかりと定期的にチェックをしたほうが良いというのは、今回の記事でお分かりになったと思います。
意外と大事なのが日頃からの免疫力維持です。
ストレスだったり、過労が続くと免疫力が低下し、感染する確率も上がってしまいます。
そんな時におすすめなのが、ヤクルトやR-1などの乳酸菌入り飲料です。
確実に防ぐことはできませんが、免疫力を高めておけば性病だけではなく、そのほかの病気にも対抗できるかもしれません。
そして一番大事なのが、性病検査キットによる定期検査です。
4Cグループでは在籍している女の子に性病検査キットを通常よりも格安で販売中です。
「私は大丈夫・・・。」
ではなく「私は平気かな?」に意識を変えていきましょう。
あなたのカラダを守るのはあなたです。
これを見たあなたがこれを機に、少し性病への意識を変えて行動に移してもらえたなら幸いです。
※一生懸命調べましたが、全ての情報は100%確実とは限りませんし、ほかの症状が出る場合があります。
※知識は持っておいて、なにかあった時は速やかに病院へ直行しましょう。