美容師からデリヘル嬢に転職した女性の体験談
私は美容師をしていましたが、その後デリヘルのお仕事に移りました。きっかけは、働いていたお店が閉店してしまったことでした。
■美容師だけでなく、お店も厳しいことを痛感する
多くの方がご存知とは思いますが、美容師というお仕事は本当に薄給です。一応社員という形にはなっていても、時給で計算したら600円より少ないんじゃないかというくらい、とにかく待遇が悪いです。
でも、私はずっと美容師になりたくてなったので、そのくらいは平気でした。スポーツ選手でも芸術家でも、一部の人以外はみんなそうやって少ないお給料で我慢してやりがいのある仕事をしているのだから、自分もそのくらい大丈夫だと思っていました。
しかし、肝心のお店が閉店してしまったんですね。社員なので前々から「経営が厳しい」ということはオーナーから聞いていましたが、閉店が決まった時は、さすがにショックでした。自分ががんばろうといくら思っても、がんばる場所がなくなってしまったわけですから。
もちろん、他店に移るという選択肢はありました。ただ、真面目に経営していたオーナーでもうまく行かなかったのを見て、美容院の業界自体が最初から厳しいんだということを、あらためて痛感してしまったんですね。
そこでそれでも美容師を選ぶというのはプロの鏡なのかも知れませんが、私はそこまで一途ではありませんでした。やっぱり子供も欲しいし、自分もまだ歳をとりたくないので、お金が欲しいと思うようになりました。
■肌もツヤツヤになり、快適な毎日
これも多くの方がご存知だと思いますが、美容師は手荒れのひどい仕事です。毎日たくさんシャンプーをするから仕方ないんですね。
社員(レギュラーのスタイリスト)になって、多少はシャンプーの仕事も減りましたが、それでももともとの肌質が荒れやすい方だったので、私の手はずっとガサガサでした。
でも、美容師をやめてデリヘル嬢になって稼ぐようになり、美容にどんどんお金を使うようになってから、みるみる手が綺麗になっていったので驚きました。
何というか「私の手って、そういえばこうだった」というような感じです。(部屋の掃除をして床が見えた時に、「あ、そういえば床があった」と感じるようなイメージです。笑)
手だけではなく、肌も髪の毛もどんどんツヤツヤになっていって、女としての喜びにあらためて気づくという感じでした。
美容師だから髪質には気を使っていましたが、それでも労働時間が長かったり美容に使えるお金がなかったりで、やっぱりどうしても荒れていってしまっていたので…。それがどんどん蘇っていって、本当に、率直にうれしいと思いました。
■元美容師のデリヘル嬢がいたお店を選ぶ
デリヘルを選んだ理由、今のお店を選んだ理由は割と簡単で、このお店のナンバーワンの女性が、「元・美容師」という肩書だったからです。もちろん美容師だったらナンバーワンになれるというわけではないですが、何となくそれで親しみを感じたというか「志望理由がいいやすいな」というのもあって(笑)、それで選びました。
(あと、その女性が「今月で最後」と書かれていたことも大きかったです)
入店後、美容師という肩書はホームページでは書きませんでしたが、数年して「もう大丈夫だろう」と思った時からは書いてもらいました。シフトはほんのすこしでも月収60万を安定して稼げたので、本当に快適でした。
(もっと稼ごうと思えば稼げましたが、そこまではいらないなと思い、休んでいました)
今でも美容師の仕事は楽しかったし幸せだったと思うし、もしかしたらいつかまたオーナーとかアシスタントとかで現場に戻るかも知れません。とりあえず、今はデリヘルのお仕事を楽しんでいます。