ナンバーワンになりたい貴方へ
2020/09/23 在籍女性のリアル体験談 by.なーな
…開いてしまったか。
期待してこのページを開いたのであれば本当にすまない(ジャンピング土下座)。
言っておくが今回の記事はランカー指南書などではない。ランカーになるためのノウハウなどは何も載っていない。
記事にあるのは、なーなの気付きとそれを踏まえた上で思うこと、思ったことだ。
もしかしたらランカーになりたくて悩んでる人へ、違う側面からのアドバイスにはなり得るかもしれないがそれも保証はしない。
それでも良ければ、この先へ。
なーなはナンバーワンになりたかった
今在籍してる店、というかミライズのお店ほぼそうだと思うんだけど、ここにはナンバーは存在しない。本指名ランキングとかはあるけどね。
しかし常日頃、何かにつけて露出し続けるような総合的なランキングはない。正直「えっ、つまんね」と、入店した頃のなーなは思ったよ。ランキングに入ることがモチベーションのひとつでもあったから。まぁ、今はそうは思っていないし、なんならそれでいいとも思ってる。強いて言うなら本指名ランキング1位、辞めるまでに一度はなってみたいなぁなんては思うけどね。
何かの記事で書いたけれど、以前在籍してた店でのわたしはナンバーワンになれなかった嬢だ。
No.2まではトントン拍子でいけるのに、そこから先はまったく。
ガラスの天井が常にあるような感覚だった。
お店によってナンバーをつける基準にもいろいろあるのだろう。
本指名「率」や、本指名「数」、あるいは指名獲得数かもしれない。
売上金額だって指標にあるかもしれない。
もっと言えばそれら全てを踏まえた「総合判断」。なかなかシビアなものだ。
さらに言えば、ナンバーは取るものではないということ。与えられるものであるということだ。
取りに行ける仕事と店から与えられる仕事、がある。
前者はどうやって指名を取るか、本指名を増やすか、などといった自分の努力次第の部分。
後者はその努力を踏まえて店から与えられる役割や仕事のことだ。
ミスヘブンや看板、求人動画やグラビアなどがそれにあたる。いわば他薦の仕事だ。業種やお店によって違うとは思うが、なーなが以前在籍してた店でのナンバーワンは後者。与えられない限りは手元に来ないものだった。いくら求人動画を頼まれても、グラビアをお願いされても、ミスヘブンに出て結果を残しても、ナンバーワンだけは縁がなかった。
くやちい。
ランキングってなんのためにあるの?
今現在、在籍しているお店には本指名ランキングというのがある。
月ごとに集計し、翌月の頭にしれっと更新されていたりするのだが、なーなは月末から月初にかけて胃が痛くなる。なぜか?意識してるからだ。ぶっちゃけお客様はそんなに意識していない、というのも理解してはいる。けれど、意識せずにはいられないのだ。
評価の指標として数字ほどわかりやすいものはないからだ。だから悩むわけでもあるのだが。
これは以前、知人男性から聞いた話だ。
『デリヘルは遊園地みたいなものだよな』
『遊園地ってさ、ザ・超人気アトラクション!みたいなのもあれば、目立たなくてもずっと残ってるアトラクションもあるわけで』
『仮にアトラクション人気ランキングがあったとして、ランキング圏外イコール不人気ってわけじゃないんだよ』
『そもそもランキングってさ遊園地といえばコレ!みたいなのを目立たせるためのものだったりするわけじゃん?』
『超美人!とか、エロい!とかさ、誰もが思い浮かぶ王道というのがあるわけだよ』
『ランキングが真実ではない、ということを言いたいわけではないんだけどさ』
感じ方は人それぞれだろうが、個人的になかなか興味深く、頭に残っていたので載せてみた。
ちなみにこの知人男性に「わたし、ナンバーワンになりたいでござる」と相談したところ、
『あ?無理じゃね?』
『だって君は異色だから』
『まぁ、例えるなら遊園地の中にあるレストランだよね』
『絶対必要じゃん?人気だってあるわけじゃん?なんならアトラクションに乗らなくてもそこでごはんを食べるだけで楽しい〜みたいなお客さんがいっぱい居るわけじゃん?』
『でもさ。例えお客さんがたくさん居たとしてもさ、すげー人気だったとしてもさ、遊園地的にレストランを1位にはできないよね』
と笑いながら一蹴されたのもいい思い出(涙を拭きながら)。
アトラクションですらないの、わたし。しかし、これがストンとふに落ちたのも事実だった。
ランキングが評価の全てではないのだ。
以前はランキングという名の沼につむじまでどっぷり浸かっていたが、この言葉をきっかけに片足を突っ込んでるくらいまで持ち直すことができた。きっと頭では理解していても、心がそれを拒否していたのかもしれない。
最後に
「ナンバーワンにならなくてもいい もともと特別なオンリーワン」という曲がある。
好き嫌いはさておき真理だと思う。
以前、とある本指名様が言ってくださった言葉でこの記事を締めよう。
「あなたがナンバーワンになったらそれはそれで僕は誇りに思うし、きっと同じようにあなたを応援してる人は喜ぶと思うよ」
「でもあなたは僕の中で既にナンバーワンなんだけどな」
つまりはそういうことなのだ。