性器カンジダ症

病気の概要

・女性に多い病気です（男性はあまり発症しません）
・男性は、包茎の場合には症状が出やすくなります。
・体内にもともと存在するカビの一種です。
　（この点は、他の性病と大きく違う点です）

感染経路・原因

・基本的に性行為全般で感染します。
・ただし、「自己感染」もあります（もともと体内にある菌なので）。
　自己感染は体調を崩している時に起こります。
・症状が出ている時に性行為を行うと、相手に感染するだけではなく自分の症状も悪化します。

病気の症状

▼男性の場合
主に亀頭で発生します。症状は下のようなものです。

・亀頭がただれたり、かゆくなったりする。
・亀頭に小さな水疱ができる（亀頭包皮炎）
・亀頭が赤く腫れて、白いカスが出る
・尿道炎が起きることもある。

いずれの場合も包茎の男性に症状が出ることが多く、通常の男性の場合は症状はあまり出ません。
（仮性包茎でも、起こる確率はやや上がります）

男性のカンジダ症が起こる原因は、包茎だけではなく、ステロイド剤の投与、糖尿病などがあります。
ステロイド剤の投与は普通の人であればほとんどしないはずなので、注意すべきは糖尿病といえるでしょう。

▼女性の場合
女性は男性よりも断然発症数が多くなります。発症箇所は、膣や子宮、喉などです。
症状は下のようなものです。

・おりものが増える（ヨーグルト状の粘りの強いもの）
・膣や外陰部がかゆくなる
・性交時に痛みが生じる
・性器に炎症が起きる（熱くなったり、痛みを感じる）
・排尿時に痛みを感じる

女性がカンジダ症に感染しやすくなるのは、

・風邪を引いている時
・ストレスがたまっている時
・疲労している時

です。これらの場合は性行為をしていなくても、体内の自分のカンジダ菌から自己感染する場合もあります。
また、風通しの悪い下着をつけていたり、身に付けるものが不衛生な場合にはカンジダ菌が生息しやすくなります。

▼口腔への感染
カンジダ菌はもともと人間の口の中に存在するという説も強くあります。
なので、口でも症状が起こります。

口の場合は性器カンジダ症ではなく、口腔カンジダ症、カンジダ性口内炎などという、正確には別の病気となります。

対処法・検査・治療

一番いいのは病院で検査を受けることです。
時間がない場合は、カンジダ症は自宅検査キットも使えます。
どちらの場合でも早期の検査が必要なのは言うまでもありません。

・検査のタイミング
他の性病と違い、カンジダ症は自己感染もあるので「いつ」ということははっきり言えません。
ただ、ストレスや病気などで体が弱った時に発症しやすくなるので、そのような体の弱い状態が続いていた時には、注意するようにしましょう。

カンジダ症の症状が出ていないうちは検査はできません。
また、カンジダ菌が発見された場合も、かゆみなどの症状が出ていない場合には、カンジダ症という診断はおりません。

当社での対策

カンジダ症が怖いのは、男性は感染していても気づかず（症状がなく）、女性はその感染の被害にあうということです。
なので、お客様が気づかないうちに、悪意なく当店の女性に伝染してしまうということが、他の性病よりも多いわけです。

このため、当社ではカンジダの感染予防についても、他の性病同様に予防や検査などの対策に力を入れています。定期的、臨時の検査で他のどの店よりも早期発見につとめていますし、カンジダ症の最大の原因である「疲労、ストレス」に関しても、女性の立場を最大限に配慮しています。

なので、この点についてはぜひご安心いただければと思います。