クラミジア感染症
- 病気の概要
- 日本で一番多い性病です(100万人以上が感染)
10代後半から20代の感染者が増加中
(高校生の性経験者のうち、女性13.1%、男性6.7%が感染しています)
感染しても症状を感じにくいです(男女とも、ほとんどの人が気づきません)
不妊症、子宮外妊娠の原因になります。 - 感染経路・原因
- すべての性行為で感染します。
セックス、オーラルセックス、アナルセックスなど全てです。 - 病気の症状
▼男性の場合
【発症箇所】
尿道・喉です。特に尿道に出ることがほとんどです。【症状】
・排尿時に軽い痛みを感じる
・尿道から膿が出る
・尿道に不快感やかゆみを感じる
・軽い痛みや発熱が起きる
・精巣上体が腫れる尿道からの膿については、人によって粘りの強いものだったり、サラサラしたものだったりと、膿の様子はさまざまです。
量はそれほど出ません。感染してもすぐに症状は出ないことが多いです。
気付かずに放置していると、血精液症や前立腺炎などの病気に発展してしまうこともあります。▼女性の場合
【発症箇所】
子宮・膣・卵管・卵巣です。喉で出ることもあります。【症状】
・不正出血が出る
・おりものが増える
・性交時に痛みを感じる
・下腹部に痛みを感じる女性の場合は男性以上に症状を感じません。
半数以上の女性が全く感じないと言われています。
そのように気づかないままクラミジア感染症を放置してしまうと、卵管炎・子宮頸管炎・子宮外妊娠・不妊症などの病気につながってしまいます。もっと悪化した場合には下腹部だけでなく上腹部にも広がっていきます。
そうなると肝周囲炎などの症状が起きます。
オーラルセックスでもディープキスでも感染します。- 対処法・検査・治療
- 対処法は「すぐに病院に行く」「検査を受ける」ということです。
特にクラミジア感染症はほとんど症状に気づかない性病ですから、「おかしいな」と思った時にはかなり進行しているのです。
なので「ちょっとおかしいけど様子を見てみよう」という考えは通じません。
少しでもおかしかったら、すぐに病院に行く必要があります。
（個人の検査キットよりも病院の方が確実です） - 当社での対策
- クラミジア感染症はエイズと並んで、性病に詳しくない人々の間でもよく知られている性病の一つです。
そして、最も感染しやすい性病の一つでもあります。
なので、当店ではクラミジア感染症についても特に重点的に予防を行っています。
幸い、クラミジア感染症は症状が出るまでの期間が短いので、感染したかどうかが検査でわかりやすくなっています。
当社では定期検査や臨時の検査をしっかりと行っていますので、このような検査によって発見しやすい性病は、予防もしやすくなっています。
その他、予防に必要な「ストレスのない環境」などを作ることにも他社より重点を老いていますので、その点もご安心いただけたらと思います。
ディープキスの場合はオーラルセックスほどは感染しませんが、それでも油断はできません。
オーラルセックスでの感染には下のようなパターンがあります。
【フェラチオの場合】
・男性器から女性の口に感染する
・女性の口から男性器に感染する
【クンニングス・ディープキス】
・女性器から男性の口に感染する
・男女の口から、相手の口に感染する
【起きる症状】
咽頭炎、扁桃腺炎などが起きます。
自覚症状としては、「喉の腫れ・痛み」「発熱」などがあります。
ただ、性器と違い喉の感染の場合、クラミジア感染症は症状が出ないことが大半です。
そして、性器のクラミジア感染症にかかっている女性は、咽頭からもクラミジアが出ることがよくあります（全体の1割～2割）。
しかし、これは性器のクラミジアに感染したら喉にも広がる、という意味ではありません。
性器と喉のクラミジアはそれぞれ別なので、別の場所に伝染るということはないのです。
上の1割～2割の女性が両方かかっている理由は「片方でかかるようなセックスをしている女性は、もう片方もかかることが多い」というものです。
