尖圭コンジローム

病気の概要
・性器や肛門にイボができます。イボの形は、ニワトリのトサカに似ています。
(コンジロームというのはトサカのことで、尖圭というのは「先が尖っている」という意味です)
・ウィルスが残るため、再発することが多いです。
(治療は切除手術で行います。しかし、ウィルスは残るため、4分の1程度の人が再発してしまいます)
・パートナーの同時感染が多い
(他の性病でも同じですが、特に尖圭コンジロームは同時感染が多くなっています)
感染経路・原因
性行為全般によって感染します(通常のセックス、オーラルセックス、アナルセックスなど)。

原因となるウィルスはヒトパピローマウイルス(HPV)というものです。
このウィルスには良性と悪性がありますが、その「良性」によって感染します。

性行為によって感染するのが基本ですが、皮膚や粘膜の傷を通して、通常の生活から感染する場合もあります。
妊婦さんの場合は母子感染を防ぐため、妊婦検診が必要です。
病気の症状

▼男性の場合
【発症箇所】
陰嚢・陰茎・亀頭・包皮の内側などです。

冒頭に書いた通り、ニワトリのトサカのような経常のイボができます(カリフラワー状と言われることもあります)。
あるいはおわんを伏せた形(乳頭状)のイボができます。

自覚症状はほとんど出ません。せいぜい軽いかゆみや痛みを感じる程度です。
そのため発見が遅くなりがちな性病です。

尖圭コンジロームが進行すると、イボがどんどん大きくなっていきます(また、数も増えます)。
治療ではこれらのイボを切除しますが、残念ながらウィルスは残ってしまうので、再発の可能性が高くなっています。

▼女性の場合
【発症箇所】
子宮頸部・膣前庭・大小陰唇・喉などです。

【症状】
症状は男性と同じで、ニワトリのトサカやカリフラワーに似たイボができます。
乳頭状のイボができる場合もあります。
男性と同じく自覚症状はほとんど出ません。

進行した場合の症状も男性と同じで、再発率も高くなっています。

▼口への感染・症状
オーラルセックスによって感染します。
尖圭コンジロームのウィルスは良性型のものですが、悪性型のものが混ざっていて感染した場合は、尖圭コンジロームではなく口腔癌になる可能性があります。

対処法・検査・治療
尖圭コンジロームは自分で検査するのが難しいので、症状を感じたらすぐに病院に行くようにしましょう。
初期状態でほとんど自覚症状が出ない性病ですから、症状が出た時にはすでにかなり進行している可能性があります。
なので、症状を感じたらすぐに受診しましょう。

・検査のタイミングなど
感染した日から発症まで3週間から8ヶ月程度かかると言われています。
潜伏期間が長いため気づきにくいというのも特徴です。

検査が可能になるのは症状が出た後です。
症状が出たらウィルスを採取できるため、検査できます。
当社での対策
当社では他の性病と同じく、尖圭コンジロームについても対策・予防策を万全に講じています。
特に尖圭コンジロームは再発率が高いということで、まだかかっていない女性がかからないによう徹底した配慮をしています。

定期検査、臨時検査(希望によって)に加えて、知識のあるスタッフが予防策の相談に応じるなど万全の体制を整えていますので、ぜひご安心いただけたらと思います。
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