毛じらみ症
- 病気の概要
- ・「陰毛のシラミ」である
毛じらみ症は「ケジラミ」とも呼ばれますが、この名前の通り「陰毛のシラミ」です。
陰毛が接触することにより、陰毛から陰毛へシラミが移動します。
そして、激しいかゆみを伴います。
・毛布やタオルなどでも感染する
ケジラミはウィルスではなくシラミという微生物なので、性行為以外でも感染します。
毛じらみ症の方とタオルや毛布などを共有すると、それらを通して感染する場合があります。
・陰毛を全部それば治療できる
ケジラミはシラミである以上、陰毛という生息場所がなくなったら生きていけません。
なので、陰毛を全部剃ってしまえば、それで治療できます。
どうしてもそれができない場合には、毛じらみ症治療薬として開発されたシャンプーやパウダーなどによって治療します。 - 感染経路・原因
- ・陰毛同士の接触
一番多い原因は、陰毛同士の接触です。通常の性行為をしたら大抵陰毛は接触するので、毛じらみ症の方とセックスをしたら、かなりの確率で感染します。
・陰毛以外のムダ毛でも感染
ケジラミが生息する場所は陰毛だけとは限りません。
ワキ毛・胸毛・太ももなどのムダ毛に隠れている場合もあります。
そのため、仮に陰毛同士が触らなくても、これらのムダ毛への接触があった場合、感染の可能性があります。
・毛布やタオルなどによる間接的感染
これも上で説明した通り、毛じらみ症の方とタオルや毛布を共有すると、それを仲介して感染することもあります。
そのため、感染がわかったらこれらの共有も控える必要があります。 - 病気の症状
毛じらみ症には男女の症状の違いはありません。
髪の毛がシラミに寄生された時と同じように、どちらも強いかゆみを伴います。毛じらみ症の症状が出るのは主に陰毛ですが、わきげや肛門の毛、胸毛などにも生息可能なので、これらの部位で症状が出ることもあります。
どこで発症した場合も激しいかゆみをともなうのが特徴です。ただ、何かには何もかゆみを感じないという方もいるので、全員共通の症状ではありません。
また、かゆみは出ますが湿疹は出ないので、病気とは気づかないということもあります。わかりやすい症状の一つに、「下着のシミ」があります。
黒い点状のシミがつくものですが、これはケジラミの血糞です。
これ以外で下着にこのようなシミがつくことは少ないので、発見したら毛じらみ症を疑い、すぐに病院で受診しましょう。- 対処法・検査・治療
- ケジラミについては自宅検査キットがほとんどありません。
そのため、症状を感じたらすぐに病院に行きましょう。
他の自覚症状が出にくい性病と違い、毛じらみ症はわかりやすいかゆみという症状があるため、発見は他の性病よりも早いようです。
かゆみが自覚できるのは感染した1ヶ月後から2ヶ月後程度です。
検査が可能なタイミングについては、ケジラミさえ発見できればいつでも可能です。
症状が出ていなくても検査ができるというのが、他の性病にはない特徴といえます。 - 当社での対策
- 当社では毛じらみ症についても他の性病予防と同様に、万全の予防策を講じています。定期的な検診はもちろん、臨時の検診を女性から要求された場合には、その環境もこちらで整えます。
その他にも女性の健康に配慮したシフト組みなど、あらゆる観点から梅毒や性病の感染を防いでいます。そうした性病対策をしっかりとしている会社ですので、性病が怖いという女性でも、まずは一度お気軽にご相談いただけたらと思います。