疥癬(かんせん)

病気の概要
・ブツブツができ、激しいかゆみを覚えます。
 原因はウィルスではなくヒゼンダニ(疥癬虫)というダニの一種です。
 腫れる場所は首から下の全身で、特に夜中にかゆくなります。

・性行為以外の感染が多い
 もともとは性行為によって広まった性病ですが、今は高齢者との接触によって感染することが多いと言われています。
 性行為による感染は10%前後と言われています。

・感染率が特に高い病気
 たとえば感染者がいる畳の部屋で集団で雑魚寝をした場合、29人のうち23人が感染するという、7割近い感染率があると言われています。

・風俗関係者も注意が必要
 性行為による感染が少ないということで、風俗のお仕事とは関係がないと思われるかも知れませんが、むしろ逆に注意が必要です。
 理由は、性行為でかからないはずなのに疥癬にかかったということは、性行為以外の私生活で感染者との接触があるということだからです。
 
 風俗のお仕事だけでなく日常生活でもそのようなリスクのある環境にいるということは、他の性病のリスクも当然高まります(病気は病気を呼ぶものです)。
 なので、性行為からの感染が少なくても、他の性病と同様に注意する必要があるのです。
感染経路・原因
感染者と日常行為で接触すると感染します。
原因がダニの一種なので、性行為よりもむしろダニが繁殖する環境の方が感染しやすいからです。

たとえば服やベッド、布団などを共有することでも感染します。
(性行為による感染も、性行為自体よりも感染者のベッドや布団を使ったことが原因ではないかという指摘もあります)

特に高齢者の感染率が高いため、高齢者の介護をしている方などで感染が多く見られます。
病気の症状

疥癬は、男性でも女性でも共通の症状が出ます。
特に感染しやすい部位は、性器、内股、脇、指の間、おへその周囲などです。

性器や内股にできることで性行為によって感染したと勘違いしてしまったり、他の性病と混同してしまうということも多くあります。

【症状】
・盛り上がった発疹ができる(ミミズ腫れに似たもの)
・赤いブツブツやしこりができる(サイズは米粒の半分程度、かゆみがある)

特にミミズ腫れで長さの大きなものは「疥癬トンネル」と言われます。
長さは5mm~10mm程度で、S字を描くように曲がっています。

トンネルのように膨らむ理由は、この中にヒゼンダニの糞や卵が蓄積されているからです。
そのトンネルの先端にダニ本体が潜んでいます。
(こうして中身を知ると、余計に治療したくなりますね)

対処法・検査・治療
疥癬については自宅での検査が難しくなっています。
なので、症状が疑われる場合は病院に行くようにしましょう。

・検査のタイミング
疥癬は、発症までは大体1ヶ月かかります。
なので、これ以前に検査してもいいのですが、絶対に感染していないと確認するには、1ヶ月以上後に検査する必要があります。
当社での対策
冒頭にも書いたように、疥癬は性行為による感染の確率は低いです。
しかし、だからこそこれにかかっているということは私生活に問題があるということであり、その問題は他の性病、あるいはもっと深刻な病気や体調不良を招く危険があります。

デリヘル店としては、直接責任を持っているのはお店での性行為による性病だけですが、やはり女性が日常的に健康であってこそ、気持ちよく働いていただけるものです。
また、それがお客様や当社にとっての利益にもなります。

なので、デリヘル店としては直接関係のない性病ではありますが、他の性病との混同を防ぐためにも、スタッフは疥癬についても知識を持っています。
また、女性にも必要な知識を持ち、健康的な日常生活を送っていただきたいと思っています。

もしお仕事をしていて疥癬のような症状が出た場合には、お気軽にスタッフにご相談ください。詳しくは面接やお電話などでお尋ねいただければと思います。
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